○未来予想図



 ガラッ
「やっほー。今日は遅かったじゃない」
「ああ。仕事が忙しくてな」
「にしてもシルバーがちゃんとジムリーダーの仕事やってるとはなー。正直思わなかったぜ。――あ、おやっさん焼酎もうひとつ」
 コトン
「オレにはお前が保育士になるというのも十分衝撃だったがな」
「そーか? なんか俺どーもちっちゃい奴らの世話に向いてるみたいでさー。すげぇなつかれるんだよ。ポケモンにも人間にも」
「まあ、あなたの能力もそんな感じだしね」
「そうだな。ってかそういう意味ではクリスが一番意外性のない選択したよなー」
「クリスは元々”集める”ことに秀でていたからな。研究者向きではあるだろう」
「でもオーキド博士の助手を律儀に続けるこたぁないだろ。あのじいさん孫もいんのに」
「仕方ないわよ。グリーン先輩は忙しいみたいだし、ナナミさんはマサキさんのところに行っちゃったから」
「ふーん。そんなもんかね。おやっさん生一個」
「そんなに飲むと体壊すわよ?」
「そん時はクリスが看病してくれんだろ?」
「嫌よ。一人でうずくまってなさい」
「・・・・・・お前らは不良と学級委員の構図がどうにも抜けきらないな」
「あら。私から見ればシルバーもまだまだ問題児よ」
 ガタッ
「・・・・・・親父さん日本酒一本」
「「あ、逃げた」」



というわけでポケスペのジョウト組で未来予想図。
地の文なしの小ネタに挑戦しました。挑戦というよりは手抜きですが。とても楽だったのでこれからも小ネタは大いにやっていきたいと思います。
毎週週末になると飲み屋で飲んだくれてるといいなあ、という話というかネタ。
シルバーはスペセンリさんのように勝手にジムをあけて旅に出てしまうイメージです。グリーンはいなくても挑戦できるように仕掛けを作っていましたがシルバーにそんな気配りは無理でしょう。っていうかグリーンがすごすぎるんだあれは。
ゴールドはちっちゃいことポケモンに囲まれてますますゴールデンサン! なイメージ。彼の笑顔は太陽だ・・・・・・大好きだ・・・・・・そんなアイツが私は大好きだ!
そしてクリスですが考えたら「オーキド助手続行」か「(ゴールドに)永久就職」しか思いつきませんでした。この駄目人間め。