※性行為の描写を含みます。高校生以下の方は閲覧をご遠慮ください。
・遊馬がもしもドンに侵食されてカオス堕ちしてしまったらというよくわからない何か
・ベクターがマゾっぽい
・ベク遊だけど精神的優位は遊馬
・いろいろひどい
・閲覧の際は以上の点をふまえて自己責任でお願いします。














バッドエンド・ゲイム



 報せはすぐに届いたが、とても信じられるようなものではなかったし、到底信じたいようなものでもなかったために、天城カイトの思考回路はたっぷりと数十分はフリーズすることになった。その場に居合わせたアークライトの兄弟達も絶句して閉口してしまっている。カイトはなけなしの理性で報せを運んできたオービタルセブンへの八つ当たりを耐えた。そんなことをしたところで、何かが変わるわけでもない。
 報告は簡素なものだった。それ故に多大なる絶望感をもたらした。
 九十九遊馬は、寝返った。
「……正確には。敵の……《ドン・サウザント》による洗脳あるいは憑依による籠絡、自立意識の停止状態、にあるらしい。奪還は不可能ではない、はずだ」
「アストラルは?」
「不明だ。ドン・サウザントに取り込まれている可能性を否定出来ない」
 それにしても、とカイトが未だ確信の持てないふうの声で呟く。籠絡? あの遊馬が? どんな方法を用いたら、あのあらゆる不可能を可能にしてしまうような少年を手中に納められるというのだろう。
 かのベクターだって望み通りには成し遂げられなかったのだ。
 ドン・サウザントの「バリアン界の神」としての力はそこまで強大なものなのだろうか。
「……僕たちが、一番恐れていたことですよ、これは」
 Vが振り絞るように言った。九十九遊馬という存在が、バリアンに対する勢力の旗頭であったことは言うまでもなく明白だった。
「遊馬を取り戻さねばならない」
 重々しくXも口を開く。しかしどうやって? 具体案は出てこない。遊馬からドン・サウザントを引き剥がす方法が残された彼ら人間にはうまくわからない。



◇◆◇◆◇



「あ、やだ、やだっ、俺ん中に入ってくんな……! 俺が、俺じゃなくなっちゃう……こないで、おねが、ぁ、アァ、ん、嫌だ……!!」
「うるっせえなもういくらかでいいから色っぽく鳴けねえのかテメエ。ピーチクパーチク鳥か何かか。いや違うな。鳥でももう少し慎みを知ってるぜ……第一何を拒む? お前がだぁいすきな真月くんのボディだってのによ」
 ドン・サウザントにその命を下された時、流石にベクターも動揺しその真意をはかりかねたものだった。捕らえた遊馬とアストラルを並べ、それは淡々と「遊馬の陵辱」を命じたのだ。
 願ってもない機会だったが、それをして何のメリットがドン・サウザントにあるのかわからない。ベクターは躊躇ったが、最終的に彼を犯すことを決めた。
 傷付き倒れた少年の姿が人間ごっこをしていた時の名残のように性的興奮を煽ったからだ。「真月零」が更衣室やトイレの個室、それからいくつかの密室で目にした柔肌とデュエルの衝撃でくたびれていく遊馬の幻影とが重なる。数え切れない生傷を浮かべて横たわるぼろ雑巾のような姿。涎が止まらなかった。
 きれいなものを汚すのは、これだから、たまらないのだ。
「ベクターッ……おまえ、もう、やめろよぉ……! こんなのヘンだ……ベクターの、ぁっ、気持ちだけじゃ、ない……お前の中にもっと違う奴がいる!!」
「ご名答ォ遊馬くん。我が身に宿る神《ドン・サウザント》に気がつくとは流石に鋭敏だなァ? こんだけ犯されててもまだ俺以外のことを考える余裕があるってか? 気に入らねえなァ!!」
「ちがっ……ひゃぅっ?!」
「なぁにが違うんだ?? 黙って気持ちよくなってろや……我が神はお前が素直に乱れて受け入れることをご所望のようだぜ」
 適当なことを並べてニヤニヤ笑いで犯し続ける。懇願など一つも聞いてやらない。決定権はベクターにあり、ドン・サウザントにある。心臓を握られている以上は、スポンサーの意思を完全に無視することは出来ないがそれを差し引いても余りある余興だった。
 遊馬の目尻に溜まっている涙を舌で舐めあげた。眼球すれすれに、デリケートな部位を刺激する。塩辛い。人間の味だ。人智を超越したゼアルの力を用い、バリアン七皇をさんざんに苦しめた遊馬もこうなってしまえばただのか弱い子供だ。神に捧げられる供物の仔羊。
 首を握ればそのまま果ててしまいそうな。
「ベクター……から……ベクターじゃないやつが……俺のことを、変えようと、してる……!」
「懇願するんならもうちっとマシな嘘吐けや」
 口を付けると息苦しさから絶え絶えに喘ぐ。喘息のような息をして、目の光は薄れ、抵抗らしい抵抗はほとんどなくなってしまっていた。人間の体力が限界に来ているのだろう。はじめに純潔を汚してからいくら経ったのかはあまり気にしていなかったが、結構な時間が経過しているようだ。
「ざまあねぇな」
 思えばこれが、ベクターが「九十九遊馬」にかけた最後の言葉になった。虚ろな両赤眼に擦り付けるように顔を埋めたのもこれが最後だ。
 最後になるとは思っていなかった。全てはドン・サウザントの意思による、ベクターの認識を超えた場所で移り変わる。

 ドン・サウザントの命で人間世界でいうところの三日三晩犯され続けた遊馬は、次に目覚めた時にはもう元通りの少年のかたちをしていなかった。



◇◆◇◆◇



「メラグもミザエルも、細かいんだって。二人とも髪の毛が細かくて綺麗なのはいいけど、俺のそんなとこまで気にしなくたって」
「いけませんわ。あなたがなんと言っても、それはいけません」
 メラグのぴしゃりとした返答に彼はぶすくれて渋々従った。傲慢な姫君のような彼にそのように面と向かってはっきり返せるのは七皇の中でもメラグだけだ。彼女自身が気の強い女性だから、逆にそういうことも心得ているのだろう。
 他の男連中ときたら、てんでだめだ。彼には絶対に逆らえない。いや、「心臓を握られている」という絶対的なアドバンテージを考えればメラグも彼に自由意志での反抗は難しいのだが、それらの問題を全て差し引いて、男連中は全員彼の言うがままなすがままだった。
 彼は酷くわがままで、君臨すべき玉座に一日中座っていることを嫌がってはしょっちゅうどこか別のところへ逃げ出そうとする。逃げるというより、ちょっかいを出しに行く。彼が「ちょっかい」を出すとポンとその場所は壊滅する。歩く災厄のようなものだ。
 そのようなというべきか、災厄そのものなのだった。何せ彼はバリアン界の神≪ドン・サウザント≫の後継者たる立ち位置にあり、≪ドン・サウザント≫の力の全てを継承したカオスの権化なのである。
「じゃあ俺はどうやってこの暇を潰してればいいんだ?」
「あら、そんなこと。いつものようになさるといいんですわ」
「でも、ナッシュがそりゃもう烈火のように怒って嫌そうな顔するんだよ」
「……私も嫌だと思っているぞ」
「ミザエルまで」
「ドルベも、アリト、それにギラグもだ。ついでに言えば当事者のベクター本人がどう思っているかも怪しいな……」
 彼の踵に踏みつけられたまま、最早思考することを止めてしまったかのように黙りを決め込んでいる「それ」にちらと視線をやってミザエルが進言する。彼の顔色が目に見えて曇った。流石に六人に反対されているとなると、この傲慢姫も何か少しぐらいは思うところがあるらしい。
「じゃ、やめた方が……」
「私が許可しますわ」
 しかしその貴重な彼の譲歩をメラグはまたもやきっぱりとした声で遮った。彼の表情がぱっと明るくなる。彼は「それ」を苛めるのが大好きなのだ。サディストより悪質な趣味を持っているのだ。
 今日は素足だからまだましだが、日によってはどこから調達してきたのかピンヒールなんかを履いていることもあって、そういう日の「それ」は見るに堪えないような酷い有様になっていた。もちろん彼はそれを治癒してやったので今は綺麗な表皮を晒している。
 絶対に再生復元が可能なので何をしてもいい玩具だと思っているんだろうというのが他の六人の見解で、侮蔑と同情を込めて「それ」は「ペット」と呼ばれていた。
「え、でも」
「許可します。少しまとめておきたいこともありますし、ベクターぐらい好きになさってください。お姫様のお気に入りですもの。ねえ、ベクター?」
「……っざけんなそれならテメエらの誰か! 俺と代わりやがれ!! こいつが俺に何させてんのかテメエら流石にもうわかってるくせして――」
「あら申し訳ありませんけど私は辞退いたします。遊馬が好きなのはベクターですもの」
「体のいい愛玩動物としてだ」
「でも替えの効かない唯一無二ですわ。喜んだらどう?」
 やはりメラグにはとりつく島もない。そうこうしている間に彼はしゃがみ込むと地に這いつくばらせていたベクターの体に触れると心底嬉しそうに微笑み(それは、まるで世界一美味そうな魂を持つ少年を見つけた悪魔のような笑顔だった)、地に情けなく横たわったままのベクターに口づけ、
「俺と、いいことしよ?」
 拒否権を与える気など露ほどもなさそうな顔をして妖美に手招きした。


「テメ……やめ……頼む! もうやめてくれ!! 不能になる!! 使いもんになんなくなるのが男にとってかなりの屈辱だってお前だってわかってんだろ!! ――だからそんなふうに、ァ、痛ェんだよ!!」
「痛いィ? ふぅん? そうなんだ? その割にさあ、ちゃんとおっきくなって随分気持ち良さそうじゃん。ベクターってさぁ……マゾだよなあ。マゾ。俺に苛められて勃起しちゃうんだもんな?」
「誰がマゾヒストだ!! 生理反応だっつうの!!」
「つごーのいいやつ」
 玉座に偉そうに腰掛けた彼――九十九遊馬の姿をした何かは少年の愛らしい声で冷淡にそう言った。伸ばした両足でベクターの陰茎をつまみ、手加減容赦なく扱いている。黒く塗られた爪が結構長く、尖っているため頻繁に陰茎に食い込んでその度にベクターは情けない声を上げた。しかし反復調教の結果、ベクターの方はその痛みも同時に快感として受け取れるようになってしまっているらしく、既に性器は天を向いてよだれを垂らしている最中だった。
「でも俺んなかぶちこむの、好きだろ。気持ちいいんだろ?」
「ぐ……それはまあ……」
「あはは。素直〜結局俺とセックスするのそんなヤじゃないんだろ?」
 そそり立つ亀頭の部分をピンと右足の親指で弾くと、ヒッと声をあげて仰向けに倒れ込む。勃起した性器ばかり元気そうにピクピクさせている犬のような姿に遊馬がけらけらと笑った。およそ昔の彼ならばしなかったであろう声音でだ。
 玉座から立ち上がり、超然とした表情で蔑むようにベクターを見下ろす。見下されている、それはわかっている。しかしベクターの方にはもう自らの意志で昂ぶりを押さえることは難しい。遊馬は――ベクターが自らの手で「最早九十九遊馬ではない何か」にしてしまった件の少年は男の体を悦ばせる術を熟知しているのだ。蛇の女のような少年。少年の形をした毒薬。歌うような声を出す麻薬。遊馬の顔をした悪魔。
 悪魔だ、この少年は。悪魔のような神だと、バリアン七皇は皆知っている。
「すっごい……おっきい……」
 ちろりと赤い舌が覗き、小さな腔内に自ら進んでいちもつを受け入れる。お気に入りのバタースカッチを舐めるように丁寧に咥えて、実に美味そうにそれを食む。フェラチオなんて昔は頼んだってやらなかったのに、今はそれが大好きで、さんざんいたぶって傷がついた陰茎をそうやって優しく慰めてやることを彼は好んだ。唾液が染みる痛みはもう快楽として刷り込まれてしまっている。
「ぐっ、あ、ぅ、おい、出る、吐け……!」
「え? もう射精したいの? ……だぁめ。俺がいいって言うまで、ぜーったいだめ」
「ハァ? お前それで俺に何させたいんだよ!!」
「最後はちゃんと俺ん中入れさせてあげるから。それまでお預け」
 自分だってぶちこまれたくて仕方ないくせに! 内心そう叫んだが口に出すほどの余裕はもうベクターにはない。ギリギリだ。柔らかい舌先が敏感な部分を嬲り、先走りを唾液と一緒に咥えたまま嚥下する。苦そうに顔を一瞬歪めて、しかしそれでも遊馬は口の中からベクターを解放しようとしない。
 とうとうイきそうになるかという寸前で、根本から握り込まれて強引にそれを阻止される。あんまりだ。ベクターは自らの下半身を見てそう思った。あんまりだ。自分ばかりこんな。

 ドン・サウザントの命令通りに三日三晩犯し続けた遊馬はその後二十四時間きっかり昏睡状態に陥り、勝手に目覚め、一糸纏わぬ裸体のまま艶のある声でベクターの名を呼んだ。そうして彼はふと手を握り締め、同時にベクターの心臓を握ったのだ。あの、透き通った金平糖のような硝子のようなバリアンの心臓を、意図もたやすく。
 その時点で遊馬がおかしいということはベクターにもすぐにわかった。何せ、彼の目はあの血のような紅色ではなく、バリアンと同じピンクに発光していたからだ。バリアンの力を受けているか、その力を行使しているかでなければあの色にはならない。だから初めベクターは自分の中にいたドン・サウザントが遊馬を洗脳したことを疑ったのだが、状況はそれに似ていながら遙かに悪質だった。
 ベクターの中に契約を捧げた神の存在はどこにもいなくなっていたのだ。代わりに、九十九遊馬のあの肉体の中にバリアンの神はあり、棲み着くどころか同化し、そのカオスの全てを継承させそこに九十九遊馬でもドン・サウザントでもない存在を生み出していた。
「ベクター」
 それが口を開いて自分の名前を呼んだ時、ベクターは心底目の前の存在が恐ろしいと思った。ドン・サウザント以上に禍々しく、それを裏切れないと直感的に感じた。ろくに体は動かなかった。恐怖が全身を支配していたのだ。
「なあ、ベクター。おまえは俺のために死んでくれる?」
 はい、死にますと。強制的に傅かせてしまうような威圧のある言葉だった。
 ベクターはそれでも必死に抵抗して、長いことドン・サウザントの宿主となっていたことで得た耐性でそれに頷くことだけは避けたが平伏さずにはいられなかった。圧倒的な上位存在。まさしく神であり、悪魔であり、カオスを司る権化であり、顕在化した終焉のような、具体化した滅亡のような、それは≪どうしようもないなにか≫だったのだ。
 歩く災厄。具象化した悪夢。そこにあってはならないもの。
 しかしその中に確かに、「九十九遊馬」の名残があって、ベクターは泣きそうになった。
 ベクターのその様子に満悦したらしい彼はどこからか衣服を創り出し、扇情的なその衣装を身に纏って部屋を出ていくと直ぐに他の七皇にも同じことをして同じことを問うた。耐性がない他の六人にそれはたいそうきついものだったことだろう。目の前の子供が今まで通りの宿敵の人間ではなくそれを元に変質した我らが奉るべき神であることを悟って、誰も彼も大人しく命を差し出した。
 それからかつて遊馬だった何かはバリアン世界の玉座に君臨し、元々そこに座っていたナッシュすら顎で使い、七皇を手駒として全ての世界をカオスに堕とすという意志を示した。
 唯一の女性であり細やかな気配りが出来るメラグを世話役兼補佐管理官として置き、細々とした事務仕事なんかはドルベにやらせ、アリトとギラグには肉体労働を任せ、ナッシュには向こうの世界との渉外に当たらせ、ミザエルはそれら全てに臨機応変に割り当てられた。聞くところによれば遊馬の現状を人間界に知らせに行ったのはナッシュであるらしい。神代凌牙の姿で、かつてあれほど信頼していた少年の惨憺たる現在をオービタルセブンに伝えた時のナッシュの表情は想像に難くない。カイトやらに直接言いに行けなかったのだろうということも。
 そして何故かベクターは何の仕事もさせられることなく、こうしてカオスの塊になって加速したらしい性欲の処理と、加虐趣味のはけ口として惨めに扱われている。

「もう、いい加減、イかせろクソが!! 早くテメエを犯してえんだよ!! 一刻も早く……その欲望まみれのだらしねえ身体にぶち込みてえんだ。満足だろ。くれ、よ……!!」
 たっぷり飽くまで寸止めで嬲り続けている遊馬に吼えるように懇願する。我慢の限界だ。理性を全てかなぐり捨てて楽になりたい。以前なら遊馬に懇願するなどということは到底考えられなかったが、今はもうそれに躊躇はない。そんなことより気持ちよくなりたい。遊馬の中に注ぎたい。
「もう? でも、そうだなぁ……ベクターがそんなに俺のこと犯したいって言うんなら、いいよ? ね?」
 言うなり遊馬は自らの尻たぶをつまみ上げ、見せつけるようにくぱりと開帳して間髪入れずベクターの性器を自らの直腸に受け入れる。温かく柔らかい肉の襞が硬く張り詰めた男根を包み込み、双方待ちわびていた刺激に鼻から抜けるような甘い声を漏らす。一切の抵抗もなくずるりと最奥部まで到達し、待ちきれず、ベクターはそこで果てた。遊馬が気持ちよさそうに身体を震わせて笑う。
「早漏」
「お前が焦らすせいだ」
「えへへ。今度は俺のこといっぱい好きなふうに犯していいよ?」
「だから普段はお前の座る椅子になってろってか。心臓さえ握られてなきゃ……」
 慣らしもしていないはずなのにとろとろに蕩けている身体を掻き抱き、「変態」と罵ってやる。前半は女王気質で責め立てておきながら一度挿入を許した後はこうやって主導権を渡してくるのもいつものことで、ベクターは非常に不本意ながらその後半部分は素直に気持ちいいし楽しいのでこの理不尽な関係に甘んじている節があった。ぐずぐずの肉体を好きに出来るというのは、やはり、魅力的だ。
「握られてなきゃ、なんだよ」
「……最初から最後まで俺が主導権握ってやるのに」
「そりゃ、無理だな。……あッ、」
「ずっとしおらしく啼かせてたかった」
「ひ、は、う、あぁん……」
 体中でベクターに必死になってしがみつきながら、まぶたを閉じ、顔を埋めてぴくぴく痙攣している。肉棒を咥えている部分をきゅうきゅう締めて雄を歓迎している姿を見ると、その中にまだ幼気な理想主義者だった少年の面影があるような気がして、それが少しだけ切なかった。



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